ホーム / 競馬理論 / 西田式スピード指数

西田式スピード指数

歴史
スピード指数の基盤、アメリカの競馬評論家「アンドリュー・ベイヤー」が提唱したベイヤー指数。
この理論を基に数多くの競馬予想理論が産まれました。
その一つでもあり、日本で最も有名なスピード指数といえば「西田式スピード指数」です。
1992年、日本の老舗競馬雑誌「競馬最強の法則」(KKベストセラーズ)に「西田式スピード指数」が掲載され、また、KKベストセラーズ刊から発表された著書「西田式スピード指数」によって広く知れ渡る契機になりました。
当時は競馬人気も高く、予想をする上で競馬業界は情報のるつぼと化していました。
その中で感覚や直感に頼らない客観的に競馬を科学するこの理論は、競馬業界に一石を投じたと言えるのではないでしょうか。

概要
著書「西田式スピード指数」にも記述されていることですが、この競馬理論で大事なのは「走破タイム」です。
この「走破タイム」を正しい論理で分析することが一番重要なのです。
西田式スピード指数では以下の数式と情報を利用し分析します。

スピード指数=(基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(負担重量-55)×2+80

※スピード指数の数字単位
0.1秒=1
1秒=10

各項目についての説明

1.基準タイム

基準タイムとは、分析対象である競走馬を比較する際に用いるモデル馬が出すであろう標準のタイムのことです。
競走馬の基準タイムを割り出す為にレース数の多いクラス、500万と1000万条件のレースデータを扱います。
レース開催場別に1着~3着馬の平均タイムを割り出し、同様の過去のデータでさらに平均化したタイムが基準タイムとなります。
この作業で500万~1000万クラスの中間に位置するモデル馬を算出します。

2.走破タイム
スターティングゲートからゴール板までを走るのにかかった時間

3.距離指数
競馬はレースによって距離が大きく変わります。
距離の長短によって"1秒"の価値は大きく違います。
例えば競走馬が1000mを走った時の1秒に進む距離と、3000mを走った時の1秒に進む距離を測れば、後者のほうが速度が遅く距離も短くなります。
この様な差異を是正するのが距離指数です。
距離指数は以下の数式で求めることが可能です。

距離指数=1秒÷基準タイム×1000

4.馬場指数
競馬予想をする上で馬場状態は大きく影響します。
馬場には芝・ダートがあり、一定期間レースが開催されると芝の傷みを回復させる為に開催場所を順次変更していきます。
開催日には芝の状態も良いですが、日に日に芝が傷み足場が悪くなってくると競走馬の能力も最大限に発揮されません。
またダートも同様に、晴れていて乾いている状態より小雨が降った後とか、若干水分を含んでいるほうが踏み込みやすく走りやすい状態になります。
このような影響度を馬場指数に反映させていきます。
天候に寄りますが、走破タイムには2~3秒、指数では20~30ほど影響を与えることもあります。

5.(負担重量-55)×2
競走馬の能力によって負担する重量が変わることもあり俗にハンデキャップとも言われています。
全競走馬が同じ重量を負担する訳ではないので、影響度を比較する為にも同じ条件で走ったという基準値を設ける必要があります。
西田式スピード指数ではこの基準値を「55kg」に設定しています。
対象馬の負担重量が55kgより重ければ「+プラス」に補正され、55kgより軽ければ「-マイナス」に補正されます。
また負担重量は1kgの増減が0.2秒に相当し、指数に活用するために最後に「×2」をします。

6.「+80」
この数値自体に意味はありません。
ただ、これまでの計算結果ですと「+-」が混在し活用しずらくなるので、最後に80を足して全て整数に直します。
これにより、80を軸にして競走馬の能力を判断することができます。